「ローソク足って、なんか難しそう…。」
そう思って、チャートを見るたびに目が泳いでいませんか?
でも大丈夫。ローソク足は、“読み方のコツ”さえつかめば、一気にわかるようになります。
この記事では、ローソク足の基本からよくある見かける形まで、初心者でもすぐ理解できるようにやさしく解説します!
ローソクとは

ローソク足とは、一定時間内の値動きを1本の記号で表したものです。
見た目が「ろうそく」に似ていることから、こう呼ばれています。
この1本の中には、「始まり・終わり・高値・安値」の情報がすべて入っていて、その時間の「買いと売りの戦い」がギュッと詰まっているんです。
つまり、ローソク足を正しく読むことができれば、「買い」と「売り」の力関係が分かるようになり、トレードの勝率を上げることができるのです。
ローソク足の読み方
ここからはローソク足の読み方を解説していきます。

ローソク足は4つの値を表します。
始値(はじめね) 最初の価格
終値(おわりね) 最後の価格
高値(たかね) その時間の最高価格
安値(やすね) その時間の最低価格
ローソク足は1本で4つの情報が分かる便利な記号なのです。
このブログでは、青いローソク足が上昇(終値が始値よりも高い)で、赤いローソク足が下降(終値が始値より低い)としています。
ローソク足の色は、人や証券会社によって色が違うので注意してください。
上昇のローソク足は陽線、下降のローソク足は陰線と呼ばれ、細長い部分をヒゲと呼びます。
ローソク足のよくある形
ローソク足にはよく見かける形がたくさんあります。
その中でも分かりやすく、重要な形を5つご紹介します。

大陽線: 買い(上昇)の力が強く、今後も上がる可能性がある。とても大きな陽線。
大陰線: 売り(下降)の力が強く、今後も下がる可能性がある。とても大きな陰線。
十字線: 買いと売りの力が拮抗しており、相場の迷いを表します。今後どちらに動くかの予想がしにくい。上下にヒゲがあり、実体部分が小さい。
トンボ: 上昇をし始めたものの、売りに押し戻されたことを示す。上昇トレンドの終盤に出た場合、下降の始まりのサインになる可能性がある。上ヒゲが長い。
トンカチ: 下降をし始めたものの、買いに押し戻されたことを示す。下降トレンドの終盤に出た場合、上昇の始まりのサインになる可能性がある。下ヒゲが長い。
ローソク足は、買いと売りの力関係を表しています。
その形を見れば、「今は買いが強いのか?売りが強いのか?」といった相場の“空気感”を読み取れるようになります。
実際のトレードでもしっかりローソク足の形を確認しましょう。
ローソク足の形にはヒントがありますが、それだけでトレード(取引)するのは危険なので、他の情報と組み合わせて使うのが成功のコツです。
では、実際のチャートで大陽線やハンマーを確認してみましょう。

ローソク足の時間
次はローソク足の時間について解説していきます。
ローソク足の時間はたくさんあり、1時間で1本の「1時間足」や1日で1本の「日足」などがあります。
実際の取引でよく使われる足は、1分足、5分足、15分足、1時間足、4時間足、日足、週足です。
ここで大切なのは「1時間足は5分足が12本でできている。」と言うことです。

このローソク足では高値と始値がほぼ同じ価格ですね。
すべてのローソク足は細かく分割することができるのです。
細かく見ることによって、トレードのタイミングや、リスクのある動きを事前に察知しやすくなるというメリットがあります。
さらに、細かく見ている時に大きな足を確認して、相場の流れに沿ってトレードすることが勝利への近道です。
おわりに
ローソク足の形には、相場参加者の心理や、売り買いの力関係が表れています。
最初は「なんとなくこんな感じかな?」でも全然OKです。
大事なのは、チャートの動きの裏側にあるドラマを想像すること。
そしてもうひとつ大切なのが、「ローソク足の形だけで判断しないこと」です。
ラインやトレンドなど、他の根拠と組み合わせて考えることで、より信頼のある判断ができるようになります。
これから少しずつ、ローソク足を“読める”感覚が増していくので頑張りましょう。